カナダつれづれ

カナダ在住約40年の筆者がつづる生活情報
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時事ニュース:公立学校教室へのスマホ持ち込み禁止、教育委員会が発表

トロント地区教育委員会(TDSB)は、管内の一部の公立学校の教室に生徒がスマホ(携帯電話)を持ち込むことを禁止すると公表したとメディアが報じました(2月21日)。

 

該当する学校の一例として、市内のアール・グレイ・シニア・パブリックスクール(Earl Grey Senior Public School =ダンフォース×ペイプの南東)を挙げ、授業時間のときはロッカーなどに置いて教室に持ち込まないように定めています。ただし、同校のグレード7、グレード8の生徒に関しては、ランチタイムに限り条件付きでスマホの使用を許可するとしています。

 

教室へのスマホ持ち込みについては、賛否両論が半々と拮抗(きっこう)していて、教育委員会や学校、生徒の間で議論が続いています。

教室持ち込み反対派は、注意が散漫となり授業の妨げになる、用事がある時は学校事務所に連絡すればいい、スマホによるいじめが起こりうる、などといった意見。賛成派は、授業の内容に関して辞書・計算機・参考書の役割を果たす、家族に緊急事態が発生した時などすぐ連絡ができる、コンピューターとして使うことも出来るので便利、などの意見を述べています。(2月22日 色本信夫)

 

イベント情報:カナダ建国150年をテーマに「アイスフェスト」2月25日&26日

トロントのおしゃれなショッピングエリア、ダウンタウンのヨークビル地区(Bloor - Yorkville)で氷彫刻のお祭り「アイスフェスト」が今年も2月25日(土)、26日(日)の週末に開催されます(土曜は午後12時〜午後8時、日曜は午後12時〜午後5時)。今年はカナダ建国150年をテーマに、これにちなんだ氷彫刻が出品されます。

 

  

 

【写真は昨年のアイスフェストより】

 

会場のカンバーランド通りは歩行者天国となり、ベルエア通りの Village of Yorkville Park にはいろいろな氷彫刻が出品されます。歩行者天国には雪の上にメープルシロップをそそいで凍らせたメープルシロップ・タフィーやヘルシー野菜ジュース、スナックなどいろいろなブースが出店します。

 

 札幌やケベックの雪祭りの規模にはとてもおよびませんが、トロントに住む人たちとっては身近なところで冬の1日を楽しむにはもってこいのアイスフェストです。www.bloor-yorkville.com  (2月18日、ノンちゃん)

 

時事ニュース:トロント市中心部で由緒あるスポーツクラブ大火災

トロント市ヤング×セントクレア西南角の由緒あるスポーツクラブ「Badminton and Racquet Club」(バドミントン・アンド・ラケットクラブ)の建物で、2月14日(火)朝、火災が発生、近年にない大火となりました。消火活動は難航をきわめ、この日、夜まで火は燃え続けたため、周辺のビジネス、住民に大きな影響が及びました。

 

午前9時30分ごろ、同クラブから出火、黒煙が空高く舞い上がりました。消防士120人以上が消火に駆けつけ、警察は消火活動を支援するためヤング×セントクレア交差点および周囲の道路を通行止めにし、TTC地下鉄も火災の煙などから乗客を守るためセントクレア駅を閉鎖しました。

 

消防は、地上とはしご車から放水を行いましたが、なかなか鎮火せず、すぐ隣りの高層コンドミニアムの上階のいくつかのベランダからも放水をしました。この放水で、同クラブの駐車場は人間のひざまでつかる水でいっぱいになる有り様でした。消防は、出火から20時間以上たった2月15日(水)午前5時45分に鎮火したと発表しました。

 

火事現場に隣接する6カ所の建物の住民、オフィス関係者らに避難命令が下されました。避難した住民の数は、判明していませんが、かなりの数にのぼるものとみられます。これらの人たちは、いつコンドミニアムの自宅に戻ることが出来るのか、2月15日(水)午後11時の時点では判明していません。

 

バドミントン・アンド・ラケットクラブは1924年創業の古くて伝統あるスポーツクラブで、地域の人々の人気の場所となっています。ある会員によると、クラブ事務所から「火事の原因は電気系統にあるかも知れない」というEメールが届いたそうですが、はっきりした原因は、消防当局が調査中です。

この火事による死傷者は出ていない模様ですが、消防隊員1人が消火活動中、背中にけがをしたという報告があります。(2月15日 色本信夫)

 

 

 

 

イベント情報:「群馬版画協会主催展覧会」、エトビコー・シビックセンター3月1日〜30日

群馬版画協会主催の作品展覧会「Hanga:Contemporary Japanese Prints」 が3月1日(水)から3月30日(木)までトロントのエトビコー・シビックセンター内アートギャラリーで開催されます。

 

この展覧会は、会員33名によるグループ展で木版画、銅版画、リトグラフ、スクリーンプリント、ミックスメディアなどバラエティに富んだ版画技法を駆使した作品が楽しめます。

 

 

 

【写真左は高瀬元彦さんの作品、右は佐野広章さんの作品】

 

群馬版画家協会は1985年に26名で創設された協会で、現在46名が在籍しています。現在の会長は多摩美術大学非常勤講師、女子美術大学非常勤講師、日本版画家協会の会員でもある中山隆右(たかすけ)氏です。

 

年1回開催される「ぐんま版画展」も2016年には32回となりました。これまでにも米国はニューオーリンズ、オレゴン州ポートランドなどの海外展の経験があります。

 

今回のトロントでの展覧会は在トロント日本国総領事館の後援となっています。

 

〈Etobicoke Civic Centre Art Gallery〉

アドレス:399 The West Mall Etobicoke

Tel:416-394-8628

 

(2月13日、新井正博さんからの情報)

 

*追記:3月24日(金)午後12時から版画展のギャラリートークが行われます。当日は軽いスナックと飲み物が用意されます。

 

2月21日、新井正博さんより)

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つれづれ随想:究極の目的はすべての人が戦争のない平和を願うこと

毎日、世界のどこかで爆撃やテロ、逃げ惑う市民たちのニュースが流れないことはありません。

 

さらに20世紀に起きた戦争の後遺症も依然と存在し、人々の心を痛めています。日本と韓国の間で起きている「慰安婦問題」や中国の「南京事件」もそうです。それぞれの言い分から始まって、研究者たちによって犠牲者たちの数が大きく異なります。本当は一体どうなのでしょうか?

 

「慰安婦問題」では北米にも少女像が建てられた所があり、「南京事件」では、今、オンタリオ州で「南京虐殺事件記念日」なるものを制定しようという動きが出ているそうです。

 

考えてみますと、ホロコースト、広島・長崎原爆投下、カンボジアのポルポト政権による大虐殺、現在のISのテロ等々、世界のあちこちで起きている事件の根源は戦争です。戦争の原因は一言では言い尽くせませんが、お互いがほんの数%でも相手の立場を思いやる気持ちを持っていれば避けられた戦争もあるのではないでしょうか。そのためには貧困をなくし、教育を充実させることです。

 

戦争によるそれぞれの犠牲者たちが団体を作り、賠償金を要求する運動が起きています。しかし、もっとグローバルに子孫のことを考えますと、一番大事なことは、将来、戦争のない平和な世界を築くことです。権利を要求する各団体がそのエネルギーと資金を平和運動に充てることができたらどんなに有効でしょう。

 

「南京虐殺事件記念日」やいろいろな事件の「記念日」など個々の記念日より「世界の平和を願う記念日」としたほうが誰にでも受け入れられるのではないでしょうか。世界中の国々からの移民で成り立っているカナダだからこそ、それが可能な気がします。

 

カナダに住む移民たちがそれぞれの故国の言い分を主張し始めたらきりがありません。これまで故国で争っていても、カナダ国内で移民同士が戦闘行為などといった大きなトラブルに至った例はあまりなかったように思います。カナダが世界中の人たちに共存の精神を示すことができれば、戦争をなくす平和への一歩を踏み出せると思うのですが・・・。(2月11日、ノンちゃん)

 

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