カナダつれづれ

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フード:オリジナリティーあふれるフレンチ•ビストロ「Café Cancan」

パリのビストロ風でありながら地元の食材を生かした独自の料理が魅力

 

パステルカラー調のメルヘンチックな外観から、一瞬ビストロ・レストラン?と首をかしげたくなる「Café Cancan」。約1年前にスパダイナ通りを挟んでトロント大学の反対側にあるハーボード通り(Harbord St.)にオープンしました。経営者は元高級フランス料理店「Splendido」(現在はイタリア料理店「Piano Piano」)のビクター・バリーさん。その「Piano Piano」のすぐ前に「Café Cancan」を出したのです。バリーさんは「Piano Piano」の経営者の1人でもあります。

 

Splendido」は自他共に認める高級料理店で、ちょっと入りにくい感じがありました。しかし、「Café Cancan」は名前からしても庶民的でラフな格好で食事を楽しめる雰囲気があります。バリーさんはそこらへんをくみ取ったような気がします。

 

  

▲メルヘン調?の外観         ▲内装にもリラックス感が・・・ 

   

Café Cancan」があるハーボード通りは、ここ4〜5年前からグルメ通りと言われるくらい、特色のあるレストランが並んでいます。シードルを売りにしたレストランや日本料理では寿司専門の「YASU」、オッシントン通りに近いところに「Skippa」もあります。スイーツの店も最近増えています。

 

そんな中で、「Café Cancan」は、季節の新鮮な地元の材料を生かした独自の料理を出して人気を得ています。値段はオードブルが1618ドル、メイン料理は2234ドルと一般的です。中にはフォアグラを使った65ドルという料理やキャビアやフォアグラを使った120ドルの料理もありますが・・・。

 

 

▲エスチュルジョン(チョウザメ)の燻製、ピザ風 ▲アーティチョークと生ハムのオードブル

 

オードブルは季節の野菜と生ハムをあしらったものやオリジナル野菜サラダ、チョウザメの燻製を使ったピザ風のものなどアイデアいっぱいで、しかも量がたっぷりあるのでシェアするのにぴったりです。生ガキも新鮮でオススメ(12個で32ドル)。

 

  

▲ニョッキ                     ▲鴨のコンフィ

 

 

▲ステーク・オー・ポワーブル           ▲トラウトのクリームソース

 

メインは、ニョッキ(ジャガイモと小麦粉を混ぜたパスタの一種)、ビストロ定番の鴨のコンフィ(塩漬した鴨のモモ肉を揚げた料理)やローストチキン、ステーク・オー・ポワーブル(コショウ風味ステーキ)、トラウトのクリームソースなどが人気です。

 

 

▲自家製アップルパイ。甘さを抑えた繊細なデザート ▲壁の絵が楽しいパティオ

 

デザートはその日によって違いますが、自家製アップルパイが美味しいです。ただし、焼くのに45分かかるそうで、最初にたのんでおかないとメインが終わってからだと45分間待つことになります。ウエートレスがメニューの注文を取るときにそのことを言ってくれますので、そのときに頼んでおいたほうがいいでしょう。

 

すべての料理がオリジナリティーあふれ、ワクワク感があり満足度もバッチリです。リラックスさせてくれる内装とともににこやかなサービスもいっそう料理を引き立てていました。お店の奥のパティオは楽しそうな壁の絵がいい雰囲気を出しています。

 

ランチ、ブランチメニューもあります。

www.cafecancan.com

 

*「Café Cancan

 89 Harbord Street. Toronto

 Tel:647-341-3100

 毎日オープン(営業時間はサイトを参照)

 

2018614日、ノンちゃん) 

フード | 03:21 | - | - |
トピックス:聴衆を魅了、若き音楽家をサポートする「第6回チャリティコンサート」

才能あふれる熱演ぶりに感動させられた音楽会

 

音楽家を目指す20歳前後の若い人たちをサポートする「Musicians‘ Dream Aid MDA)第6回チャリティコンサート」が6月3日(日)、トロント市フォレストヒルGrace Church-on-the-Hillで開催されました。

 

MDAは、トロントの高校生が設立したNPOです。コンサートの収益は、音楽家を志す学生達の支援に使われます。

今回のチャリティコンサートでは、国際コンクールやカナダの全国大会で活躍している学生達がバッハ、モーツァルト、ショパン、リスト、プロコフィエフ作曲のピアノ、バイオリン、フルート、声楽曲を演奏し、その熱演ぶりが聴衆に感動を与えてくれました。

  

  

Anson Huiさん              ▲Katelyn Birdさん          ▲Arthur Chakhmakhchyanさん

 

第1部のトップは、ピアノのAnson Huiさん

彼は、19歳でトロント大学2年生。インディアナ大学ピアノコンクール第1位、インディアナポリス・オーケストラ・コンチェルト・コンクール第1位はじめ、数多くの賞を受賞。

 

次にソプラノのKatelyn Birdさん。

21歳で、グレン・グールド・スクール3年生、National Association for Teachers of Singing Competition (NATs) の大学3年カテゴリーで第1位。2018年7月にはザルツブルク音楽祭に出演予定です。

 

第1部の最後はヴァイオリンのArthur Chakhmakhchyanさん。

19歳のグレン・グールド・スクール2年生。トロント市や近郊でソリストとしてオーケストラと演奏。Toronto Symphony Youth Orchestraの前コンサート・マスター。

 

 

Carter Pianoクインテットの皆さん

 

インターミッションの後はまず、5人の「Carter Pianoクインテット」の演奏で第2部が始まりました。

彼らは、ノースヨークのCardinal Carter Academyのストリングス部の学生。Cardinal Carter Academyのシニアオーケストラとして、GTA(グレーター・トロント・エリア)のキワニス音楽フェスティバルで連続優勝しています。

 

 

Feiran Biさん                       ▲Thomas Torokさん

 

続いてフルートのFeiran Biさん。

17歳でTaylor Academy学生。オークビル・チェンバー・オーケストラ・コンクールのジュニア部門第2位。中国フルート協会開催の数々のコンクールで受賞しています。

 

最後はピアノのThomas Torokさん。

ハンガリー生まれで6歳の時に両親とともにカナダに移住。現在20歳で、グレン・グールド・スクール1年生。2014年MostArtsピアノコンクール第2位、2016年ニューヨーク国際ピアノコンクール第2位。2017年夏には、マイアミサマー音楽フェスティバルやカーティス音楽学校で開催されたPhiladelphia Young Pianists Academyで演奏するなど各地で活躍しています。

 

当日の演奏プログラムは以下の通りです。

 

 

▲当日のコンサートに出演した演奏者たち

 

世の中に音楽家を目指す人たちは数多くいます、その中で頭角を現すためには努力、才能、そして周囲のサポートが必要です。彼らの熱演を見ていて、将来、彼らの夢がかなうことを願わずにはいられませんでした。本当に素晴らしいコンサートでした。次回も楽しみです。

 

2018年6月4日、ノンちゃん)

 

トピックス | 23:50 | - | - |
旅:パリのロダン美術館

ロダンが住んでいた館が美術館に•••広い庭園に何気なく置かれた傑作の数々

 

パリにはルーブル、オルセー、オランジュリー、ピカソ美術館をはじめ、ざっと約80の美術館や博物館があります。これらを全て見て回るのは長く滞在している人でも大変です。結局、ネットや資料を調べて自分の好みの美術館や博物館を選ぶしかありません。

 

今回は昔行ったことはありましたが、長い間訪れていなかった「ロダン美術館」に行って見ました。庭園の美しさが有名なので、ちょうどバラの季節でもあり散歩がてらに行くにはちょうど良いロケーションです(実は、最近よく借りているアパートから徒歩10分のところにあります。昔住んでいたアパートからも徒歩20分くらいで行けました)。

 

オーギュスト•ロダン(August Rodin,18401917年)は日本人にはもっとも馴染みが深い彫刻家の1人ではないでしょうか?その割にはこの美術館を訪れる日本人は意外に少ないです。この美術館は、ロダンが1908年から亡くなる1917年まで住んでいた館と庭園です。

 

いわゆる日本の教科書に載っている代表作がほとんど見られます。特に街中にしては美しくよく手入れされた広い庭園内に置かれた世界的に有名な作品の数々を鑑賞できるのは感動的です。

 

 

「考える人、Le Penseur」。この像はかなり多く鋳造されていて、有名な美術館で見たことがある人も多いでしょう

 

 

「バルザック像、Balzac」                 ▲「アフロディテ、Aphrodite

 

まず、庭園コースで最初に目にするのは彼の代表作の一つ、「考える人、Le Penseur」。そのすぐそばに有名なフランスの小説家、「バルザック像、Balzac」があります。そして愛と美の女神「アフロディテ、Aphrodite」、庭園内のカフェを通り過ぎると躍動的な人間像の数々のブロンズ像が庭園の中心の噴水の周囲

に置かれています。

 

 

▲池の周囲に彫刻が置かれ、金色のアンバリッドを望む ▲アーチ型の木の門からロダンの館が見える

 

 

「地獄の門、La Porte de l’Enfer」。作品の中に独立した作品「考える人」や「3人の男性像」などが含まれています

 

森の中にも数々の像が何気なく展示されていてふっと足を止めることも。館の正面左の庭園内には、未完成ながらも大作「地獄の門、La Porte de l’Enfer」が来館者の目を惹きつけています。この作品の中に独立した作品「考える人」や「3人の男性像」などが含まれています。

 

 

「カレーの市民、Monument aux Bourgeois de Calais」  ▲ロダン美術館の庭園は花がいっぱい。右にエッフェル塔も見える

 

さらにそのすぐ近くに迫力のある「カレーの市民、Monument aux Bourgeois de Calais」像が存在感を示しています。

 

美術館内には、ロダン初期の作品「接吻、Le Baiser」や「大聖堂、La Cathedrale」をはじめ、未完成作品も含めて多くの作品が展示されています。

 

天気の良い季節は、庭園美術散歩を兼ねたひと時を味わうにはもってこいの場所でしょう。

 

【ロダン美術館のインフォメーション】

*場所:77 rue de Varenne パリ7区(金色のドームが目立つアンバリッド=

Invalidesの隣)地下鉄駅:Varenne13号線)

 

*開館時間

 火〜日曜/午前10時〜午後5時(月曜休館)

 

*入場料金

 大人:10ユーロ(庭園のみは4ユーロ)

 1825歳:7ユーロ(庭園のみは2ユーロ)

 

18歳未満 無料第一日曜はすべての人無料

 

www.musee-rodin.fr

 

20186月11日、ノンちゃん)

| 00:39 | - | - |
イベント情報:第6回チャリティコンサート

将来性のある若き音楽家をサポートしませんか•••

 

 

---- コンサート情報 -----

 

Musicians‘ Dream Aid MDA)第6回チャリティコンサート

 

*日時:63日(日)300 PM 5:00 PM

 

*場所: Grace Church-on-the-Hill (300 Lonsdale Rd, Toronto)

  St. Clair Ave W. の北、Spadina Rd. の東側

チケット:当日/大人25ドル、子供/シニア20ドル

                  前売り/大人23ドル、子供/シニア18ドル

 

*Webサイトhttps://www.musiciansdreamaid.org/crescendo-june-2018.html

*Facebook : https://www.facebook.com/musiciansdreamaid

*問合せ先musiciansdreamaid@gmail.com

 

 

MDAは、トロントの高校生が設立したNPOです。コンサートの収益は、音楽家を志す学生達の支援に使われます。今回のチャリティコンサートでは、国際コンクールやカナダの全国大会で活躍している学生達がバッハ、モーツアルト、ショパン、リスト、プロコフィエフ作曲のピアノ、バイオリン、フルート、声楽曲を演奏する予定です。(坂田美保•記)

 

(2018528日、ノンちゃん)

旅:パリ市内から気軽に行ける郊外の St-Germain-en-Laye(サン•ジェルマン•アン•レー)

ベルサイユ宮殿を建てたルイ14世生地の館や12世紀に建造された要塞城も•••

広大な庭園とセーヌ川にそった2.4キロの大テラスからパリを望む

 

3カ月間という長期にわたるSNCF(フランス国有鉄道)間引きストのこともあって、今回のパリ滞在はできるだけ近場で楽しむことにしました。ストの合間と天気予報をかね合わせて、まずはパリ郊外の St-Germain-en-Laye(サン•ジェルマン•アン•レー)に行ってみました。いつでも思い立った時に行ける距離なので、かえって一度も行ったことがありませんでした。

 

パリの西端、地下鉄1号線の終点ラ•デファンス(La Defense)から高速郊外鉄道(RER)Aに乗って、約20数分でサン•ジェルマン•アン•レーに到着します。ただ、ラ•デファンスから高速郊外鉄道Aは行き先が3通りほどあるので、必ず、行き先を確かめること。

 

 

▲サン•ジェルマン•アン•レー城。右はサン•ジェルマン教会      ▲国立考古学博物館の入り口

 

サン•ジェルマン•アン•レーは、フランス王朝の最盛期を築いた別名太陽王と呼ばれたルイ14世(16381715)が生まれたところで有名です。RERの駅を上がると真ん前にドカ〜ンと大きな城が目に入ります。この城は12世紀にルイ6世が要塞城として建てたのを16世紀にフランソワ1世が現在の城に改造したそうです。

 

その後、ベルサイユ宮殿を建てたルイ14世はその城のすぐ近くに生まれた館があることもあって、この城には愛着があり、改造に取り組んだそうです。現在は国立考古学博物館になっていて、石器から青銅器、鉄器などの道具や武器、金、銅、ガラス細工などの装飾品、神を象徴する彫刻など、先史時代の博物館としてはヨーロッパ一を誇るそうです。考古学に興味のある人には必見の博物館でしょう。

 

 

▲2•4キロに及ぶセーヌ川に沿ったテラス       ▲テラスの内側にはぶどう畑もある。遠くにパリが望めます

 

この城の特色はなんといってもセーヌ川にそって2.4キロに及ぶ大テラス(Grande Terrasse,テラス•ル•ノートル)があること。川の向こう側に遠くパリの街が一望できます。名前の通り、ルイ14世がベルサイユの庭園を造らせた設計者ル•ノートルに造らせたのです。

 

 

▲城の前庭はベルサイユ宮殿庭園風ですが、その奥には自然の森が広がっています

 

ただ、ベルサイユ宮殿庭園のシンメトリック(左右対称的)な造りだけではなく、自然な森をそのまま残したいわゆるイギリス式庭園もあります。広大な庭園は散歩やジョギング、ピクニックなどを楽しむ人たちの憩いの場になっています。庭園内に数カ所カフェもあります。

 

 

▲ルイ14世が生まれた館。現在はホテル「Pavillon Henri 検廣ゥ曠謄襪領△離謄薀垢魯譽好肇薀鵑砲弔覆っている

 

また、ルイ14世が生まれた館は現在、高級ホテル&レストラン「Pavillon Henri 検廚砲覆辰討い董▲察璽明遒鮓下ろす絶景の地にあります。

フランスの小説家、アレクサンドル•デュマ•ペール(18021870年)は、このホテルで「モンテ•クリスト伯(巌窟王)」や「三銃士」を書いたそうです。www.pavillonhenri4.fr

 

ほかにも街にフランスの代表的作曲家、クロード•アシル•ドビュッシー(1862〜1918年)の生家があり、現在は記念館になっています。代表作「海」「夜想曲」牧神の午後への前奏曲」など、印象派主義的音楽で有名です。

さらに日本美術に強い影響を受けたナビ派の画家、モーリス•ドニ(1870〜1943年)が30年間住んでいた家が「モーリス•ドニ美術館」になって、彼の作品の他にピエール•ボナール(1867〜1947年)、エミール•ベルナール(1868〜1941年)などの作品も展示しています。

 

 

ドビュッシーの生家。現在は記念館になっている  ▲憩いを求めて散歩する人たち

 

パリからほんの数十分電車で行っただけで、広々とした郊外の雰囲気が味わえるサン•ジェルマン•アン•レーは、都会の喧騒から逃れるにはもってこいの場所です。www.saintgermainenlaye.fr

 

(2018523日、ノンちゃん)

 

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