カナダつれづれ

カナダ在住約40年の筆者がつづる生活情報
<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
旅:〈ポルトガル編6〉ポルトガル最南の漁港ファーロ(Faro)、魚料理が最高!!

日加タイムスの新聞がまだ発行されていたころ、ポルトガル旅行記をオンタリオ州セントキャサリンズ市郊外在住の鳥塚昌子さんが投稿してくださいました。かれこれ15 年くらい前のことです。鳥塚さん夫妻は、知人家族8人で格安のパッケージで行きました(飛行機代・7泊8日朝食付き四つ星ホテル代・レンタカー代込みで1人599カナダドル。ただし、シーズンオフの1月)。「ファーロでは魚がおいしくて、大変楽しかった」と書かれていました。その旅行記を読んでからずっと「いつかポルトガルに行ってみたい」と、思い続けていました。

 

もちろん、時がたってそんな格安のパッケージはありえませんが、魚のおいしさは変わらないと思い、リスボンからファーロまで足を伸ばしたのでした。ファーロへはリスボンから飛行機だと40分で行けますが、ポルトガルの陸地風景を見てみたいと思い、汽車で行くことにしました。

 

リスボンには行き先によっていくつかの鉄道の駅があります。ファーロ行きは市の北東にあるオリエンテ駅から出ます。リスボンからの所要時間は約3時間半。切符は全指定席で1等と2等があります(2等で往復38.5ユーロ)。食堂車はありませんが、スナックや飲み物を販売している車両にテーブル席とカウンター席があります。

 

車窓から見るポルトガルの土地はとても肥えているとは言いがたいパサパサしたところが多い感じでした(乾期だったせいもあるかもしれません)。オリーブやところによってはブドウに適しているかもしれませんが、フランスのように豊かな小麦畑や牧場とは大違い。それ故に海外に豊かな土地を求めたのでしょう。

 

豊富な魚介類に恵まれた広大なラグーンと史跡の街、ファーロ

 

 

▲ホテルの部屋から見えるラグーンに停泊しているヨットや漁船 ▲旧市街へ入る城壁の門。紫色の花が美しい

 

予約したファーロのホテルのサイトを見ると、目の前にヨットやボートが見えたのでファーロの街はてっきり海に面していると思っていました。しかし、地図で見るとたしかにファーロの市街地は海岸に面してはいないのです。海と思っていたのは広大なラグーンでした。ビーチに出るにはバスで20分ほど行かなくてはなりません。

 

 

▲炭火で焼いたすずき(Robalo)          ▲ジャンボ・タイガーシュリンプのにんにく風味焼き

 

ラグーンは大西洋とつながっているので、湖に見えますがもちろん海水。そこには豊富な魚や貝類が育っていて、天然の漁場にな

っているのです。外海から守られているので漁もやりやすいわけです。魚介類の種類は、スズキ(Robalo)、鯛、イワシ、カレイ、タコ、イカ、大小のエビ、カキ、ムール貝、あさりなど日本人が好みそうなものが豊富にあります。

 

 

▲城壁の中は狭い道路が入り組んでいる        ▲城壁の外は公園になっていて、市民の憩いの場に

 

ファーロはポルトガルにとって歴史的に重要なところで、13世紀半ば、アフォンソ3世によって再征服されるまでイスラム勢力最後の町だそうです。スペイン同様、ポルトガルもイスラム教、キリスト教が交互に統治していた痕跡が見られます。城壁に囲まれた旧市街の中はアラブ風の狭い曲がりくねった道と家々があるかと思うと広場にはカテドラルがど〜んと建っているという具合に。それがまた異国情緒があって旅人を楽しませてくれるのです。

 

潮の満ち引きがくっきりわかるラグーン・ボートツアー

 

一見、湖に見えるラグーンですが、潮の満ち干がはしけの岸壁の水のラインで分かり、海につながっていることが納得。それが一番よく分かるのがラグーン・ボートツアーです。いろいろなツアーがありますが、私たちはとりあえず、1時間のラグーン内を巡るツアー(1人15ユーロ)を申し込みました。午前の引き潮のときに行ったので、浅いところは舟底がくっつきそうなくらい。

 

ボートは10人乗りくらいの小型でしたが、このときは2人だけの貸し切りでした。サギをはじめいろいろな海鳥が見られます。不思議だったのが浅瀬の浜でしきりに大勢の人が何かを掘っていたこと。引き潮を利用してあさりや蛤の類の貝を採っているのだそう。

 

 

▲引き潮で網に養殖されているカキが見える        ▲市場のレストランで食べた生ガキ

 

 

▲タコのやわらか煮にんにく風味タパス         ▲ホタルイカのタパス

 

さらに大量の網の袋が並んでいるのが目に入りました。ボート操縦士兼ガイドの話によるとカキの養殖だそうで、潮が満ちるとすっぽり水の中に入ることに。採れるカキの8割はフランスへ輸出されるそうです。ムール貝の養殖もありました。

カキを見ると急にカキが食べたくなり、ボートツアーが終わって、街の市場内レストランで生ガキを食べました。さすが新鮮でうまい!そこではタコやホタルイカのタパスもいただき、ファーロを満喫した感じです。

 

 

▲狭い路地に並ぶレストラン街              ▲夕暮れ時の旧市街

 

たった2泊3日のファーロ滞在でしたが、小さな街なのですぐに街の主だったところは覚え、十分に楽しむことができました。(6月8日、ノンちゃん)

 

| 05:44 | - | - |
スポンサーサイト
- | 05:44 | - | - |

(C) 2017 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.