カナダつれづれ

カナダ在住約40年の筆者がつづる生活情報
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時事ニュース:イヴァンカ・トランプさんのブランド商品、大手百貨店で販売中止

過激な発言と政権運営で注目を浴びているドナルド・トランプ米大統領の娘で実業家、イヴァンカ・トランプさん(35歳)のイヴァンカブランド商品が、アメリカの大手百貨店で販売中止となりましたが、カナダの大手百貨店「ハドソンベイ」にも販売を取り止めるように要請する声が寄せられていると報じられました(2月9日)。

 

トランプ大統領がイスラム圏7カ国の市民のアメリカへの入国を一時的に停止したことで、これに反発する人たちが同大統領を支持する企業・ビジネスに対して不買運動が広まっています。

 

イヴァンカさんが取り扱うイヴァンカブランドの衣服類、ジュエリー、靴をはじめ多くの商品を販売していた百貨店ノードストローム(Nordstrom)や百貨店ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)がこれらの販売を中止しました。その理由として、イヴァンカブランドの商品の売り上げが低下しているためだとしています。

 

報道によると、トランプ大統領は激怒し、ツイートで「私の娘イヴァンカがノードストロームから不当な扱いを受けている。彼女はいつも正しいことをするように私を駆り立ててくれる素晴らしい人間なのに・・・。ひどいことだ!」と百貨店を名指しで批判しました。

 

イヴァンカブランド商品は、カナダの百貨店ハドソンベイにも販売を中止してほしいとの要請が届いていますが、同百貨店では、2月8日現在、「お客様のご意見をうかがってから、どうするかを決めます」と語り、イヴァンカブランド商品の販売を取り止めるかどうか、明確な回答をしていません。(2月9日 色本信夫)

時事ニュース:「米入国禁止の子供患者、オンタリオの病院で受け入れ」ホスキン州厚生大臣

 

トランプ米大統領は、1月27日、中東、アフリカの7カ国から米国への難民・移民の入国を禁止する措置をとりましたが、緊急を要する手術を受けるため米国に来る予定だった子供患者が米渡航を前に足止めされていることで、オンタリオ州のエリック・ホスキン厚生大臣は、2月3日(金)、州議会内で開かれた記者会見で「州内の病院でこれらの子供患者を受け入れる用意がある」と述べました。

 

大統領の米入国禁止令に該当する国は、イラン、イラク、シリア、スーダン、ソマリア、リビア、イエメンの7カ国で、緊急に手術を受けないと生命の危機に関わる子供がいるといいます。

 

【写真は、トロント小児病院=同病院のホームページより】

 

 

スキン厚生大臣は、オンタリオにはトロント小児病院(The Hospital for Sick Children =Sick Kids)をはじめ、外科手術や治療などで世界的に優秀な病院が数多くあるとして、「人道的な観点からも救援の手を差しのべる必要がある」と語っています。

 

トロント小児病院には、すでにアメリカの多くの病院から緊急子供患者の受け入れ要請がきています。そのほとんどが心臓病の手術です。患者の中には生後4カ月の赤ちゃんもいるそうです。(2月4日 色本信夫)

 

 

付記】

トランプ大統領の中東・アフリカ7カ国の人の米入国一時禁止令に対して、ワシントン州の連邦地裁が憲法違反だとして即時停止命令を下したことで、2月4日(土)、それまで足止めをされていた人々の米国への入国が、とりあえず出来るようになりました。

 

アメリカでの心臓手術をする予定だった生後4カ月のイラン人赤ちゃん、ファテメー・レシャドちゃん(Fatemeh Reshad)は彼女の家族と米国に入国して、オレゴン州ポートランドの病院に入院できることになり大喜び。

ファテメーちゃんは生まれつき心臓に深刻な障害があり、イランの主治医から一刻も速やかに手術をしないと命を失うであろうと言われています。ポートランドには、米国市民権を持つファテメーちゃんの叔父が住んでいます。(2月5日 色本信夫)

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イベント情報:「柳家さん喬・落語公演会」、2月12日(日)JCCC

日本で人気の落語家、柳家さん喬(やなぎや・さんきょう)さんが、トロントを訪れ、2月12日(日)午後2時から、トロント日系文化会館(JCCC)で落語公演を行います。さん喬さんは、五代目柳家小さんの門下生で、真打ち。得意とする演目は、「うどん屋」「井戸の茶碗」「天狗裁き」「芝浜」「初天神」「真田小僧」などなど。

当日は、さん喬さんの弟子で真打ち、柳家喬之助(やなぎや・きょうのすけ)さんも出演します。

 

 

チケットは$17、JCCC会員は$12。現在、JCCCで前売り中。

トロント日系文化会館  416-441-2345

www.jccc.on.ca

 

時事ニュース:モスク銃乱射事件で「2人目の容疑者」誤認逮捕

1月30日付の本欄で、ケベックシティーのイスラム文化センター・モスクで1月29日に発生した銃乱射事件についてお知らせしましたが、容疑者の一人がオルレアン島付近で逮捕されたという報道は、その後の調べで警察の誤認逮捕だったことが判明しました。

 

最初、犯行現場で逮捕されたアレキサンドル・ビソネット容疑者(Alexandre Bissonnette =27歳)は、現在、警察が動機などについて取り調べを進めていますが、2人目の容疑者とみられていたラバル大学の学生、モハメド・ベルカジルさん(Mohamed Belkhadir =29歳)は、銃乱射現場に居合わせていて、負傷者の救急処置をしていたことが分かりました。

 

ベルカジルさんは、銃を構えた警官がモスク内に入ってきたのを見て、乱射の犯人だと勘違いして、現場から逃げたということです。その後、べルカジルさんは警察に拘束され、一晩、留置場に入れられましたが、翌1月30日(月)になって釈放されました。

 

メディアは、あの混乱した現場で負傷者を助ける行為をしたベルカジルさんを「ヒーロー(英雄)だ」と称賛しています。

 

警察は、今回の銃乱射事件はビソネット容疑者の単独犯行だったと見ているようです。(1月31日、色本信夫)

時事ニュース:ケベックシティーのモスクで銃乱射、イスラム教徒6人死亡

ケベックシティーにあるケベック・イスラム文化会館のモスクで、1月29日(日)午後8時ごろ、礼拝に出席していたイスラム教徒に、侵入してきた男2人が銃を乱射、6人が死亡するという事件が起きました。

1月30日(月)午前10時現在、死者6人のほか、重体が5人(うち3人は危篤状態)、命に別条がない負傷者は12人で、市内の病院で手当てを受けています。

犠牲者の年齢は35歳から60歳の間の人たちだそうです。事件現場から脱出して助かった人は39人とみられています。

 

容疑者の一人は、犯行現場のモスクの近くで逮捕され、もう一人は約40キロ離れたオルレアン島付近で逮捕されました。捜査当局は、二人の身元や背景などを調べています。

このモスクでは、昨年6月、礼拝堂の入り口の扉の前に豚の頭が置かれるといういやがらせが起きています。

 

ジャスティン・トルドー首相は、トランプ米大統領の反イスラム政策を批判して「カナダはいかなる宗教も受け入れる」とのコメントを出しましたが、その直後に、今回の事件が発生しました。同首相は「事件はイスラム教に対するテロリストの犯行だ」と非難しています。(1月30日 色本信夫)

 

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