カナダつれづれ

カナダ在住約40年の筆者がつづる生活情報
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旅:大規模鉄道スト真っただ中のフランスで新たな経験

マクロン大統領の改革案に反対するSNCF(フランス国有鉄道)職員組合

 

5月半ばにパリに行く計画を立てたのは今年1月末ごろでした。その頃は鉄道ストのことは全く予期していませんでした。正式にストが決まったのは3月で、4月3日から6月28日までの3カ月間。それも毎日ではなく、5日間の間に2日続けて行うという何ともイレギュラーなやり方です。合計すると3カ月間のうち36日間がスト日に当たり、しかも当日100%運行を止めるわけではなく、だいたい5本に1本くらいの割合で運行する予定だとか。実際にはスト日は決まっていても、どの列車が運行されるかわからないので、全く当てにはなりません。

 

ストに該当するのは、パリ近郊高速鉄道(RER),日本の新幹線に当たる長距離高速鉄道TGVなど。通勤電車を利用する人、旅行やビジネスでTGVを利用する人たちの足を奪ってしまっているわけで、その影響は計り知れません。

 

私がパリのシャルルドゴール空港に到着した日(5月14日)もちょうどスト日にあたり、いつもならRERを使ってパリ市内に向かうのですが(パリ北駅まで25分)、今回はバス(RoissyBus)でオペラ駅まで行きました。心配したのはバスに殺到する人が多くてすぐに乗れないのではないかと思ったこと。しかし、思っていたよりバスを待つ人は多くなく、すんなり乗れました。聞くところによると、カーシェア(相乗り)やウーバー(UBER)などを利用する人が増え、スト対策がだんだん浸透してきたようです。しかし、案の定、道路は大混雑。普段は4560分でオペラ駅に着くところが2時間以上かかりました。

 

フランス国民はスト賛成?反対?

 

ではなぜこんな大規模なストが行われているのでしょうか? マクロン大統領(40歳)が就任してちょうど1年経ちました。それまでの歴代大統領が成し遂げられなかった労働法改正を始め、次々に改革に手をつけています。おかげで就任当初60%だった支持率が30%まで下がりました(一時上がった時期もありましたが)。

 

SNCF(Societe Nationale des Chemins de Fer =国鉄労組のようなもの)の改革もその一つ。年間30億ユーロの赤字を出しながら(累積赤字は約470億ユーロ)、職員の好待遇は変わらず、雇用保障、毎年の自動賃金引き上げ、職員や職員近親者に対するSNCFへの割引などが昔ながらに行われています。マクロン大統領はこれらの改革を目指し、行く行くは民営化につなげ、競争力を高めたい考えのようです。

 

国鉄の民営化では、日本も30年以上前に大きなニュースになったのを思い出します。長期間かかって結局、1987年4月に全国6地域に分割されJRとして現在に至っています。民営化によって、早期退職を募ったり赤字路線は廃線になったりと大きな代償もありましたが、サービスや利益向上のためには役に立っているのではないでしょうか。

 

一般的にフランス人は労働者の権利を守るためのストには寛容です。しかし、今回の鉄道ストは反対者が賛成を上回っていると聞いています。世論調査によると半数以上が政府の改革案を支持しているそうです。これは10%近い失業率も影響しているのかもしれません。

 

 

▲リヨン駅正面。週末の金曜日にしては人が少ない      ▲日本の新幹線と競い合っているフランスのTGV

 

こういう声を反映してなのか、スト日の5月18日(金)、パリ市内にある6つの大きな鉄道駅の一つ、リヨン駅(パリから南方面に向かう駅)に行ってみましたが、かなりの本数が運行されていました。しかし、係員に聞くと、「もちろん全部が運行されているわけではなく、時間もスケジュール通りではないので、電光掲示板を見てそれに合わせてください」とのこと。ましてや先のスケジュールなどは全くわからないようです。

 

こんなストのやり方でSNCF職員組合は効果があると信じているのかしら?

スト最終予定日が628日となっていて、フランス国民が大移動するバカンスがはじまる7月1日の前に終わるというのが何ともフランス的。フランス人はバカンスを楽しむために働いているといわれ、バカンスが終われば、翌年のバカンスの計画を立て始めるとか。フランス人のバカンスは平均1カ月間で、長い人は2カ月間も取るそうです。

 

5月26日(土)にはまた大規模なデモ行進が予定されていると報道されていましたが、さて政府の対応がどう出るのか、見守って行きたいところです。

 

2018518日、ノンちゃん)

| 00:38 | - | - |
イベント情報:トロント・ジャズ・フェスティバル (6月22日―7月1日)

今年もヨークビルを中心に各所で人気アーティストの演奏が楽しめます!

                                          

(情報提供:デムスキー・恵美)

 

初夏を告げる音楽の祭典、トロント・ジャズ・フェスティバルが昨年に引き続き、美しい街並みに囲まれた、ヨークビル地区を本拠地として、6月22日から7月1日まで開催される。ヨークビル地区は、60年代から70年にかけ、北米各地から多くのミュージシャンやアーティストたちが集合し、音楽やアートのメッカとして栄えた地としても知られている。そのヘリテージに敬意を表し今年度は、クラシック・ギタリスト、リオナ・ボイドの演奏による「60年代のヨークビルに捧げるフォーク・コンサート」が行われる(6月23日、Church of the Redeemer)。

また、ロイヤル・オンタリオ博物館との共催で、6月22日(金)の夜には、一夜だけの「フライデー・ナイト・ライブ」が企画されている。スイングジャズなどが流れる博物館内のホールはこの夜、巨大なジャズ・クラブに変身する。

 

  

▲ハービー•ハンコック        ▲グレゴリー•ポーター         ▲ホーリー•コール

 

今年度もヘッドライナーには、巨匠から注目の新星まで、人気アーティストが名を連ねている。

まず、ソニー・センターのステージには、人気ソウルシンガー、シール(6月23日)、ブルーグラス&カントリーの第一人者、アリソン・クラウス(6月25日)、そしてジャズマスター、ハービー・ハンコック(6月29日)が登場する。男性ジャズボーカルの一番人気、グレゴリー・ポーター(6月25日、Elgin Theatre)、絶大な人気を誇るコンテンポラリー・ジャズバンド、スナーキー・パピー(6月26日、Danforth Music Hall)、バンジョーのマスター、ベラ・フレック&フレックトーンズ(6月27日、Danforth Music Hall)の演奏を待ちわびるファンも多い。トリニティ・セントポールズ・センターでは、カナダの女性ボーカル界を代表して、ホーリー・コールがニュー・アルバム「Holly」に収録されている楽曲を中心に美声を披露する(6月28日)。

 

10日間にわたるジャズフェス期間中には、ヨークビル地区に設けられた複数の特設ステージを中心に、150以上の無料コンサートか予定されているが、オープニングの週末には、さらにサプライズ企画が待ち受けているそうなので、今後発表になる新情報およびチケット情報はウェブサイトで確認のこと。

www.torontojazz.com

 

(2018年5月9日)

季節便り:トロント•ハイパークの桜が見頃です

アイスストームに耐えて市民の目を楽しませてくれています

 

4月半ば、トロント地域では季節外れのアイスストームに見舞われたため、今年はハイパークの桜は開花しないのでは•••••と、悲観的な声がありました。しかしうれしいことに、例年より少し遅めですが、今年も見事に開花して市民の目を楽しませてくれています。

 

 

 

年々、トロントの桜の名所として知れ渡ってきたせいか、週末は相当な人混みが予想されていましたので、月曜5月7日

の朝9時半ごろ行ってきました。ところが、それでもかなりの人が来ていました。

 

 

▲グルナディエ池に下る桜並木はほぼ満開      ▲この週末が見頃?パークサイド•ドライブ側の桜並木

 

一番名所のグルナディエ池に下る坂道の桜並木はほぼ満開でしたが、坂下の桜の木やパークサイド•ドライブ側の桜並木はまだ開花したばかりで、この週末あたりが見頃でしょう。

 

20185月7日、ノンちゃん)

 

季節便り | 02:18 | - | - |
コミュニティーニュース:2018年ノスタルジアナイト7月28日(土)JCCCにて

 

今年のパイオニア賞は各日系宗教団体に授与、参加申し込みは5月から

 

日系文化会館(JCCC)の夏の恒例行事ノスタルジアナイトは、7月28日(土)午後3時から8時まで開催されます。長年にわたりトロント日系コミュニティーの文化的、社会的発展と福利に貢献してくれた団体を称える機会です。

 

今年のパイオニア賞は日系コミュニティーおよび日系文化会館を長年にわたり支えてきてくれた各日系宗教団体に授与されます。これらの宗教団体は戦後、東部へ強制移動させられ困難を強いられた日系カナダ人の福利を支え、コミュニティー意識の向上に寄与しました。また、日系文化会館を熱心に応援してくれました。

 

申込受付は5月から:JCCCニュースレター5月号挿入のチラシにある申込用紙をご利用ください。前もって計画を立てておきたい方のために、登録の概要は以下の通りです。

 

早期申込割引料金:201876日まで

·         JCCC 会員大人: $20

·         非会員大人   : $25

·         学生(7〜16: $15

·         6歳以下の子供 : 無料

通常申込料金:2018718日締め切り

·         JCCC 会員大人 :$25

·         非会員大人   :$30

·         学生(7〜16) : $15

·         6歳以下の子供 :  無料

 

家族や友人が一同に集まり、日系カナダ人お馴染みのご馳走が並ぶビュッフェを楽しみながら、私たちのコミュニティーを長年支援してくれている各教会や日系信者会について学びましょう。(コズロブスキー阿部美智子、JCCCノスタルジア委員会メンバー•記)

 

(2018年5月2日、ノンちゃん)

 

オピニオン:カナダ市民権取得者からの投稿

カナダ市民権を取得して42年、日本人に戻る希望(B C州リッチモンド市   水本正雄)

 

私達夫婦がカナダに移住して50年が過ぎた。そして、私が日本国籍を喪失して日系カナダ人になって42年が過ぎた。早いものである。

私はカナダ市民権を取得したために日本国籍を喪失した。カナダ市民権を取得した理由はカナダ政府で技師として働くためだった。

 

移住後24年ぶり、1991年に母親はじめ家族・友人たちと再会するために日本への帰郷を決意、パスポートをバンクーバーの日本総領事館に申請したが、その申請書の職業欄にカナダ公務員と正直に書いたのが原因である。日本国籍喪失の年月はカナダ市民権取得の1975年までさかのぼった。

 

カナダ統計局の数字によると移住者の70パーセント以上がカナダ市民権を取得しているので、家族で移住の場合は、一家の大黒柱の殆どはカナダの市民権を取得すると思われる。

外国に移住した者がその国で自由に各々の能力を最大限に発揮して生きていくためには、どうしてもその国の市民権が必要となる。

 

一般には「市民権」と「国籍」は同義語に使われているが、私個人の考えでは「市民権」と「国籍」とは違うと思う。

「国籍」には生まれ育った郷里、親族・友人たちが生存する故郷に対する特別な帰属意識・感情が存在している。

 

ところで、今年2月下旬に欧州在住の元日本国籍保持者の8人が国籍回復などを求める訴訟を3月初め頃に東京地裁に起こすことを知った。

訴えるのは、スイス・バーゼルで日本人会会長を務める野川等さん(74歳)ら30〜70代の男女8人。

 

訴状では、外国籍を取得すれば自動的に日本国籍喪失を規定している現国籍法は、国籍離脱の自由を定めた憲法の規定などに違反すると主張し、「国籍を離脱する直接の意思表示がない限り、日本国籍は失われない」と訴えている。

 

私はその件の代理人弁護士、仲晃生さんに連絡を取り協力を申し出た。

仲晃生弁護士から下記内容のメールを受領した。

訴訟の初回期日は7月5日(木)午前11時から。

原告団から提出した訴状に対して、国側の答弁書(反論)が、この初回期日までに出ると思う。

国のその反論の内容を踏まえて、原告団として再反論を構成していくことになる。

その際に、私、水本、はじめ少しでも多くの人達から、

 

  • 外国国籍(市民権)が必要と考えた理由
  • 日本国籍を失いたくないと考えた理由
  • 日本国籍を失ったことによる不便、不利益

 

について、私たちの体験をうかがう必要が出て来るだろうとのこと。

 

もし、上記の事項に関して読者の皆さまのご協力をいただけるのでしたら、水本正雄までご連絡お願い致します。

E-メールアドレス:masaomizumoto@hotmail.com

郵便:4791 Camlann Court, Richmond, BC   V7C 4S1

電話番号:778-836-3840

 

また、仲晃生弁護士にご質問等がありましたら下記にお願い致します。

E-メールアドレス,nakalegal@nifty.com

電話番号:075-708-6128

 

そして、国籍法11条1項の改正を求めるオンライン・キャンペーンが下記の場所で行われています。

http://bit.ly/AlwaysJapanese

 

海外に住んでいる我々の経験や希望を伝えることは我々にしか出来ません。

この機会を逃したら海外に移住した日本人が二重国籍を持つことは永遠に出来ないと私は思います。

従って、この訴訟に勝つためには多くの人達のご協力が必要と思い、投稿させて頂きました。よろしくお願い致します。  

 

(2018 年 4月21日、ノンちゃん )                                                          

                              

オピニオン | 22:57 | - | - |

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