カナダつれづれ

カナダ在住約40年の筆者がつづる生活情報
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時事ニュース:モスク銃乱射事件で「2人目の容疑者」誤認逮捕

1月30日付の本欄で、ケベックシティーのイスラム文化センター・モスクで1月29日に発生した銃乱射事件についてお知らせしましたが、容疑者の一人がオルレアン島付近で逮捕されたという報道は、その後の調べで警察の誤認逮捕だったことが判明しました。

 

最初、犯行現場で逮捕されたアレキサンドル・ビソネット容疑者(Alexandre Bissonnette =27歳)は、現在、警察が動機などについて取り調べを進めていますが、2人目の容疑者とみられていたラバル大学の学生、モハメド・ベルカジルさん(Mohamed Belkhadir =29歳)は、銃乱射現場に居合わせていて、負傷者の救急処置をしていたことが分かりました。

 

ベルカジルさんは、銃を構えた警官がモスク内に入ってきたのを見て、乱射の犯人だと勘違いして、現場から逃げたということです。その後、べルカジルさんは警察に拘束され、一晩、留置場に入れられましたが、翌1月30日(月)になって釈放されました。

 

メディアは、あの混乱した現場で負傷者を助ける行為をしたベルカジルさんを「ヒーロー(英雄)だ」と称賛しています。

 

警察は、今回の銃乱射事件はビソネット容疑者の単独犯行だったと見ているようです。(1月31日、色本信夫)

時事ニュース:ケベックシティーのモスクで銃乱射、イスラム教徒6人死亡

ケベックシティーにあるケベック・イスラム文化会館のモスクで、1月29日(日)午後8時ごろ、礼拝に出席していたイスラム教徒に、侵入してきた男2人が銃を乱射、6人が死亡するという事件が起きました。

1月30日(月)午前10時現在、死者6人のほか、重体が5人(うち3人は危篤状態)、命に別条がない負傷者は12人で、市内の病院で手当てを受けています。

犠牲者の年齢は35歳から60歳の間の人たちだそうです。事件現場から脱出して助かった人は39人とみられています。

 

容疑者の一人は、犯行現場のモスクの近くで逮捕され、もう一人は約40キロ離れたオルレアン島付近で逮捕されました。捜査当局は、二人の身元や背景などを調べています。

このモスクでは、昨年6月、礼拝堂の入り口の扉の前に豚の頭が置かれるといういやがらせが起きています。

 

ジャスティン・トルドー首相は、トランプ米大統領の反イスラム政策を批判して「カナダはいかなる宗教も受け入れる」とのコメントを出しましたが、その直後に、今回の事件が発生しました。同首相は「事件はイスラム教に対するテロリストの犯行だ」と非難しています。(1月30日 色本信夫)

 

時事ニュース:ハンバーカレッジ学生寮でノロウイルス患者発生

トロントのハンバーカレッジ・ノースキャンパス(HWY 27 × Finch Ave. West)の学生寮で、1月19日(木)以来、嘔吐(おうと)や腹痛・下痢を訴える学生が出て、市の公衆保健局が調査をしていましたが、23日(月)になって、学生2人がノロウイルス(Norovirus)に感染していることが判明したと発表がありました。

 

【写真はハンバーカレッジ・ノースキャンパスの学生寮=ハンバーカレッジのホームページより】

 

 

このほかに吐き気・腹痛の症状を訴える学生が多数いて、23日現在、その数は220人に達していることが分かりました。公衆保健局では、ノロウイルスの感染を予防するため、学生寮の食堂、厨房、トイレ、公共施設などで消毒作業を行っています。また、学生やスタッフにエレベーターのボタンや水道の蛇口などに触れたあと手洗いを励行するよう呼びかけています。

市と学校当局は、吐き気や腹痛を発症した学生は、症状が消えるまで、少なくとも2日間は学生寮の自室にとどまり、教室の授業に出ないよう注意を呼びかけています。

ノロウイルスは冬場に多い「感染性胃腸炎」。症状は、下痢だけではなく激しい嘔吐を伴い、吐しゃ物を介して二次感染しやすいのが特徴です。発症までの潜伏期間はおよそ1日か2日以内とされています。その後、微熱、下痢、嘔吐などの症状が現れ、2日か3日ほどの発症期間を経て、回復期へと向かいます。しかし回復期に入っても、発症してから1週間ほどはウイルスが体内に残り、二次感染のリスクがあるので、人との接触は控えたほうが望ましいといわれます。(1月24日、色本信夫)

時事ニュース:ティム・レインズ元モントリスポズ選手、野球殿堂入り決まる

大リーグ、元モントリオール・エクスポズ選手として大活躍したティム・レインズ氏(Tim Raines)は、1月18日(水)、米ニューヨーク州クーパースタウンの野球殿堂(Hall of Fame)に入ることが、選考委員会によって決定しました。

 

【写真は、モントリオール・エクスポズ時代のティム・レインズ選手= Wikipedia より】

 

 

レインズ元選手は、フロリダ州出身、57歳。1979年からエクスポズ(1979-1990)で、レフト外野手として固い守りのプレーを発揮するとともに、攻めてはスイッチヒッターとしてヒット、ホームランを大量に打つなど活躍、多くの盗塁も果たしました。

チーム歴は、シカゴ・ホワイトソックス、ニューヨーク・ヤンキース、オークランド・アスレチックス、古巣のエクスポズ(2001年)に戻ったあと、ボルチモア・オリオールズ、そしてフロリダ・マーリンズに2002年まで在籍しました。

 

大リーグでの成績は、打率(平均)2割9分4厘、ヒット数2,605本、ホームラン170本、打点980、盗塁は808で成功率84.7%となっています。(1月19日、色本信夫)

 

時事ニュース:老人ケアホーム8人殺害の看護師、新たに殺人未遂罪も

年(2016年)10月、オンタリオ州ウッドストックの「ケアサントケア老人ホーム」とロンドンの「メドーパーク長期ケアホーム」で、7年間にわたり入居者8人が同ホームに勤務していた看護師エリザベス・ウェットラウファー被告(Elizabeth Wettlaufer =49歳)に殺されるという事件が明らかになりましたが、1月13日(金)ウッドストックの裁判所で開かれた同被告の公判で、新たに、彼女が在職していた2007年から2016年までの間に、4件の殺人未遂と2件の悪質な暴力事件を犯していたと、検察側が述べました。

 

【写真は、老人殺害事件が起きたウッドストックのケアサントケアホーム】

 

 

一連の殺害事件の最初の犠牲者は、ウッドストックの老人ケアホームに住んでいたジェームス・シルコックスさん(当時84歳)で、2007年8月17日に死亡。8人目の犠牲者は、2014年8月31日に亡くなったアーパッド・ホーヴァスさん(当時75歳)です。8人の年齢層は75歳から96歳までとなっています。

 

ウェットラウファー被告は、正看護師として両シニアホームに勤務していましたが、警察では何らかの不適切な薬剤を投与して、「故意に」8人を死亡させたものとみて、10月25日、8件の第一級殺人罪で逮捕したものです。

 

その後の調べで、殺人未遂罪などの容疑が加わりましたが、捜査当局は、多くの容疑を一つひとつ詳細に調べていくことになり、裁判は長引くものと予想されます。(1月14日、色本信夫)

時事ニュース: トルドー内閣が改造人事、トランプ米新政権に対応

ジャスティン・トルドー首相は、内閣改造人事を行い、6人の新閣僚(女性4人、男性2人)の顔ぶれを発表。1月10日(月)、オタワのリドーホール(総督公邸)で認証式が行われました。

今回の内閣改造は、1月20日(金)に就任するドナルド・トランプ米大統領の政策に対応することなどが主な理由となっています。

 

■改造人事で新しく閣僚になった人たち

 外務大臣 クリスティア・フリーランド(Chrystia Freeland)

 労働大臣 パティー・ハジドゥ(Patty Hajdu)

 女性の地位担当大臣 マリアム・モンセフ(Maryam Monsef)

 国際貿易大臣 フランソワ—フィリップ・シャンパーニュ

        (Francois-Philippe Champagne)

 民主機構担当大臣 カリーナ・グールド(Karina Gould)

 移民・難民・市民権大臣 アーメド・フッセン(Ahmed Hussen)

 

 

【写真左はフッセン移民・難民・市民権大臣、右はフリーランド外務大臣=いずれも自由党ウェブサイトより】

 

 

アーメド・フッセン移民・難民・市民権大臣は、1976年アフリカ・ソマリア生まれで40歳。1993年、16歳のとき、首都モガディシオから難民としてカナダに入国。ヨーク大学、オタワ大学で法律を学んだ後、弁護士になっています。1年余前に行われた総選挙で トロント市ヨークサウス・ウエストン選挙区から下院議員に立候補、当選しました。イスラム教徒です。

 

クリスティア・フリーランド外務大臣はアルバータ州ピースリバー出身、48歳。トルドー内閣が発足した2015年11月から国際貿易大臣を務めていました。これからは外務大臣という新ポストで、米トランプ政権とやり取りする重責を担うことになります。(1月11日 色本信夫)

 

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