カナダつれづれ

カナダ在住約40年の筆者がつづる生活情報
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時事ニュース:世界幸福度ランキング、カナダは7位

国連は3月20日を「世界幸福デー」と定めていますが、この日、世界の幸福度ランキングを発表しました。カナダは7位でした。

調査対象となったのは155カ国で、国民の自由度、1人当たりのGDP(国内総生産)、政治、社会福祉制度などを基に2014〜2016年の国民の「幸福度」を数値で表し、ランク付けしたものです。

 

それによると、1位はノルウェー、2位デンマーク、3位アイスランド、4位スイス、5位フィンランドと、上位5カ国のうち4カ国を北欧が占めています。

続いて、6位オランダ、7位カナダ、8位ニュージーランド、9位オーストラリア、10位スウェーデンの順になっています。

カナダの有識者の間では、「カナダも、将来、北欧諸国のような幸福度の水準に到達するよう努力すれば、もっと住みやすい国になるであろう」という声が出ています。

 

アメリカは14位、日本は51位で、前回(2016年)の53位から順位が2つ上がりました。

最も幸福でない国は155位の中央アフリカ(Central African Republic)でした。北朝鮮は、国の実態が不明という理由で調査対象に含まれていません。(3月21日 色本信夫)

時事ニュース・高層ビル建設計画で公立小学校が反対

トロント市ヤング×エグリントンの東北地区に高層アパートの建設計画が持ち上がっていますが、建設現場に隣接する公立小学校の父母たちが反対運動を繰り広げています。3月8日(水)には、生徒の父母や住民たちが学校周辺で抗議のプラカードを掲げて集会を開きました。

 

この小学校は、トロントで最古の歴史を誇るジョン・フィッシャー・パブリックスクール(John Fisher Public School =40 Erskine Ave. Toronto)で、生徒数は約500名。デベロッパーの計画によると、同校の運動場のすぐ隣りに35階のアパートメント・ビルディングが建てられる予定です。すでにOMB(Ontario Municipal Board =オンタリオ都市計画委員会)の認可が下りているそうです。

 

建設が実際に着工されるとなると、今後、何年間にもわたり、工事のためのトラック多数が往来し、また、騒音が激しくなると予想され、生徒の通学、授業などに大きな影響が出るのは必至とみられます。

 

関係者の間では、工事期間中、同校の生徒全員を別の小学校に移して授業を行うこともあり得るという声も出ており、不安が増しています。(3月9日 色本信夫)

 

 

 

時事ニュース:公立学校教室へのスマホ持ち込み禁止、教育委員会が発表

トロント地区教育委員会(TDSB)は、管内の一部の公立学校の教室に生徒がスマホ(携帯電話)を持ち込むことを禁止すると公表したとメディアが報じました(2月21日)。

 

該当する学校の一例として、市内のアール・グレイ・シニア・パブリックスクール(Earl Grey Senior Public School =ダンフォース×ペイプの南東)を挙げ、授業時間のときはロッカーなどに置いて教室に持ち込まないように定めています。ただし、同校のグレード7、グレード8の生徒に関しては、ランチタイムに限り条件付きでスマホの使用を許可するとしています。

 

教室へのスマホ持ち込みについては、賛否両論が半々と拮抗(きっこう)していて、教育委員会や学校、生徒の間で議論が続いています。

教室持ち込み反対派は、注意が散漫となり授業の妨げになる、用事がある時は学校事務所に連絡すればいい、スマホによるいじめが起こりうる、などといった意見。賛成派は、授業の内容に関して辞書・計算機・参考書の役割を果たす、家族に緊急事態が発生した時などすぐ連絡ができる、コンピューターとして使うことも出来るので便利、などの意見を述べています。(2月22日 色本信夫)

 

時事ニュース:トロント市中心部で由緒あるスポーツクラブ大火災

トロント市ヤング×セントクレア西南角の由緒あるスポーツクラブ「Badminton and Racquet Club」(バドミントン・アンド・ラケットクラブ)の建物で、2月14日(火)朝、火災が発生、近年にない大火となりました。消火活動は難航をきわめ、この日、夜まで火は燃え続けたため、周辺のビジネス、住民に大きな影響が及びました。

 

午前9時30分ごろ、同クラブから出火、黒煙が空高く舞い上がりました。消防士120人以上が消火に駆けつけ、警察は消火活動を支援するためヤング×セントクレア交差点および周囲の道路を通行止めにし、TTC地下鉄も火災の煙などから乗客を守るためセントクレア駅を閉鎖しました。

 

消防は、地上とはしご車から放水を行いましたが、なかなか鎮火せず、すぐ隣りの高層コンドミニアムの上階のいくつかのベランダからも放水をしました。この放水で、同クラブの駐車場は人間のひざまでつかる水でいっぱいになる有り様でした。消防は、出火から20時間以上たった2月15日(水)午前5時45分に鎮火したと発表しました。

 

火事現場に隣接する6カ所の建物の住民、オフィス関係者らに避難命令が下されました。避難した住民の数は、判明していませんが、かなりの数にのぼるものとみられます。これらの人たちは、いつコンドミニアムの自宅に戻ることが出来るのか、2月15日(水)午後11時の時点では判明していません。

 

バドミントン・アンド・ラケットクラブは1924年創業の古くて伝統あるスポーツクラブで、地域の人々の人気の場所となっています。ある会員によると、クラブ事務所から「火事の原因は電気系統にあるかも知れない」というEメールが届いたそうですが、はっきりした原因は、消防当局が調査中です。

この火事による死傷者は出ていない模様ですが、消防隊員1人が消火活動中、背中にけがをしたという報告があります。(2月15日 色本信夫)

 

 

 

 

時事ニュース:イヴァンカ・トランプさんのブランド商品、大手百貨店で販売中止

過激な発言と政権運営で注目を浴びているドナルド・トランプ米大統領の娘で実業家、イヴァンカ・トランプさん(35歳)のイヴァンカブランド商品が、アメリカの大手百貨店で販売中止となりましたが、カナダの大手百貨店「ハドソンベイ」にも販売を取り止めるように要請する声が寄せられていると報じられました(2月9日)。

 

トランプ大統領がイスラム圏7カ国の市民のアメリカへの入国を一時的に停止したことで、これに反発する人たちが同大統領を支持する企業・ビジネスに対して不買運動が広まっています。

 

イヴァンカさんが取り扱うイヴァンカブランドの衣服類、ジュエリー、靴をはじめ多くの商品を販売していた百貨店ノードストローム(Nordstrom)や百貨店ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)がこれらの販売を中止しました。その理由として、イヴァンカブランドの商品の売り上げが低下しているためだとしています。

 

報道によると、トランプ大統領は激怒し、ツイートで「私の娘イヴァンカがノードストロームから不当な扱いを受けている。彼女はいつも正しいことをするように私を駆り立ててくれる素晴らしい人間なのに・・・。ひどいことだ!」と百貨店を名指しで批判しました。

 

イヴァンカブランド商品は、カナダの百貨店ハドソンベイにも販売を中止してほしいとの要請が届いていますが、同百貨店では、2月8日現在、「お客様のご意見をうかがってから、どうするかを決めます」と語り、イヴァンカブランド商品の販売を取り止めるかどうか、明確な回答をしていません。(2月9日 色本信夫)

時事ニュース:モスク銃乱射事件で「2人目の容疑者」誤認逮捕

1月30日付の本欄で、ケベックシティーのイスラム文化センター・モスクで1月29日に発生した銃乱射事件についてお知らせしましたが、容疑者の一人がオルレアン島付近で逮捕されたという報道は、その後の調べで警察の誤認逮捕だったことが判明しました。

 

最初、犯行現場で逮捕されたアレキサンドル・ビソネット容疑者(Alexandre Bissonnette =27歳)は、現在、警察が動機などについて取り調べを進めていますが、2人目の容疑者とみられていたラバル大学の学生、モハメド・ベルカジルさん(Mohamed Belkhadir =29歳)は、銃乱射現場に居合わせていて、負傷者の救急処置をしていたことが分かりました。

 

ベルカジルさんは、銃を構えた警官がモスク内に入ってきたのを見て、乱射の犯人だと勘違いして、現場から逃げたということです。その後、べルカジルさんは警察に拘束され、一晩、留置場に入れられましたが、翌1月30日(月)になって釈放されました。

 

メディアは、あの混乱した現場で負傷者を助ける行為をしたベルカジルさんを「ヒーロー(英雄)だ」と称賛しています。

 

警察は、今回の銃乱射事件はビソネット容疑者の単独犯行だったと見ているようです。(1月31日、色本信夫)

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