カナダつれづれ

カナダ在住約40年の筆者がつづる生活情報
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時事ニュース:戦傷者の競技大会「INVICTUS」トロントで開催

ハリー英王子迎え17カ国の選手たちが熱戦を展開

 

世界の紛争地に兵士として派遣され負傷した戦傷者たちが出場する国際競技大会「INVICTUS  GAMES  2017」(インヴィクタス2017)が、9月23日から1週間にわたりトロントで開かれ、市内のいくつかの競技施設で熱戦を展開。30日夜、トロント・ダウンタウンのエアカナダセンターで閉会式が行われました。

 

今回参加した国は(ABC順に)、アフガニスタン、オーストラリア、カナダ、デンマーク、エストニア、フランス、ジョージア、ドイツ、イラク、イタリア、ヨルダン、オランダ、ニュージーランド、ルーマニア、ウクライナ、イギリス、アメリカなど、合計17カ国。

 

各国の選手たちは、アーチェリー、自転車、ゴルフ、インドア・ローイング、重量挙げ、シッティング・バレーボール(コートに座ってプレイするバレーボール)、水泳、車椅子バスケットボール、車椅子ラグビー、車椅子テニスなどの競技で、奮闘しました。

 

30日の閉会式では、イギリス王室のハリー王子が、アフガニスタン戦争で両足と右腕を失った元英軍兵士マーク・オームロッド選手(Mark Ormrod =種目インドア・ローイング)にシルバーメダル勲章を贈る場面もあって、多くの人々を感動させました。

 

インヴィクタス競技大会は、ハリー王子の発案で創設され、第1回目は2014年に英国ロンドンで開催されました。

次の大会は、2018年にオーストラリアのゴールドコーストで開かれる予定です。2018年には同地でコモンウェルス・ゲームス(英連邦競技大会)が開催されるので、その競技施設をインヴィクタスが使用することになります。

 

(10月1日、色本信夫)

 

つれづれ随想:トロントは9月末に夏へ逆もどり、連日30℃以上の日々

猛暑の中、ダウンタウンで見つけた秋の野花いろいろ・・・

 

冷夏で雨の多かった今年の夏。それが9月半ばを過ぎて1週間30℃近くの日が続いたかと思うと23日(土)、24日(日)、25日(月)は30℃を超えるそうです。8月と9月が全く逆で、一体、どうなっているのでしょう? もちろん、トロントでこの時期の暑さとしては記録破りです。

 

そんな中でもオンタリオ北部では紅葉が始まっているようです。身近なトロントのダウンタウン(バサースト&セントクレア・ウエスト東北)のラビーン(林)でも秋の野花が咲いています。猛暑にもかかわらず、季節は確実に移っているのですね。ふだんは何気なく見過ごしていた秋の野花。今年はとりわけ美しく感じ、自然の営みに安心しました。

 

 

         

  

 

 

           

野花は、どこででも見かける黄色い花(写真一番上左=セイタカアキノキリンソウ)をはじめ、菊科の花、色鮮やかな花や可憐な花もあって目を楽しませてくれます。きっと他の地域でも同じ野花を見つけることができるでしょう。

 

アメリカ南部、カリブ海地域では次から次にハリケーンが到来。多くの被害が出ています。日本も例年になく、大雨や台風の被害が続出しています。これも異常気象のひとつでしょうか。これらに比べたら、トロントの異常気象は恵みの夏再到来と思うことにしましょうか。

 

気象だけでなく、世界情勢も不穏な空気が漂っています。どうか、秋の野花を愛でる平和が続きますように・・・。

 

(9月23日、ノンちゃん)

 

 

 

 

 

 

 

コミュニティーニュース:中山総領事離任

中山泰則トロント総領事、3年の任期終え離任

 

トロントの中山泰則総領事は、2014年9月に着任して以来、3年にわたる任務を終え、このほど、辞令により帰国することになりました。次の任務先については、帰国後に辞令が出るとのことです。

 

▲中山泰則総領事と千鶴子夫人(9月15日、公邸で開かれた送別会にて)

 

 

後任のトロント総領事は、伊藤恭子(いとう・たかこ)氏。1010日に着任する予定です。

 

(9月16日、色本信夫)

トピックス: 「Gateway to Promise」翻訳出版記念ブックトーク、JCCCで開催

英語版著者夫妻、翻訳チームのサンダース宮松敬子さんら

日系人の歴史や出版のいきさつを興味深く語る

 

 

カナダの日系史「Gateway to Promise - Canada's First Japanese Community (2012年初版、2017年改訂版)」の日本語版が今夏発行されました。邦訳タイトルは「希望の国カナダへ・・・夢に懸け、海を渡った移民たち−ブリティッシュ・コロンビア州から始まった日系史」です。

 

これを記念し、9月6日と9日、2回にわたってトロントの日系文化会館(JCCC)でBC州ビクトリアから来訪の原作著者で歴史家のゴードン&アンリー・スィッツアー夫妻と翻訳プロジェクトを推進したフリーランス・ジャーナリストのサンダース宮松敬子さんによるブックトークが開催され、多くの人が参加、盛況でした。

 

今回のブックトーク開催に当たってはトロント在住のコズロブスキー阿部美智子さんをはじめ、「ウインフォード・シニア・グループ」「エッセイクラブ華やぎ」など多くの方々が協力されました。

 

 

▲日系博物館でのスィッツアー夫妻によるトーク風景(9月9日) ▲文中には写真が多く掲載されている

 

まずは英語版「Gateway to Promise」の著者、スィッツアー夫妻が映像とともにこれまであまり知られていなかったビクトリアでの日系人の歴史を興味深く語りました。

 

歴史家のゴードン・スィッツアーさんは、3歳から20歳まで父親の仕事の関係で日本に暮らした経験から日本の歴史に大いに興味を持っていました。また夫人のアンリーさんもニューヨークで子供時代を過ごし、日本的なものに興味を持っていたそうです。

夫妻が11年前、ビクトリアに移り住むことになって、日系コミュニティーとかかわり合いを持つようになり、ビクトリアでの日系人の重要な歴史があることを知りました。これまでBC州の日系人史といえばバンクバーに重点を置かれていたからです。「これはぜひ記録としても残して置かねば・・・」という信念から膨大な調査が始まったのです。

 

初期の日本とカナダの関係、ビクトリアの日本人 コミュニティーの形成、発展、生活、職業、教育、人口構成、カナダ人社会とのかかわり合いなどについて、当時を知る人々の証言、市や政府、教会や図書館のアーカイブから記録を丹念に掘り起こして書き上げ、日系史「Gateway to Promise」が2012年に初版が出版されました。当初100ページくらいの予定だったのが400ページにもなっています。

 

サンダース宮松敬子さん「翻訳の使命感からプロジェクトをスタート」

40年以上住んでいたトロントから、約3年半前、ビクトリアに移り住んだサンダース宮松敬子さん。「もともと夫がバンクーバー出身だったので、いつかは西部の方で住むことになるかな・・・と考えていました。結果的に気候がよく自然の美しいビクトリアに住むことになったのです」

「ビクトリアに移って日系コミュニティーとかかわりあい、また日系社会の歴史をめぐっていくうちに知らなかったことが多いこと、ビクトリアと日系人とのつながりの深さに圧倒されました。さらにスィッツアー夫妻に出会い、この本を読んで、どうしても日本語にして残さなくてはならないという使命感から、この翻訳出版プロジェクトがスタートしました」

 

 

▲ゴードン&アンリー・スィッツアー夫妻    ▲サンダース宮松敬子さん(左)と校正などに尽力したヒル厚子さん

 

この翻訳出版プロジェクトには、16名の翻訳者を含む20名以上の新移住者が協力して翻訳・校正を担当しました。スタートから2年近くを経て今年夏に日本語版が出版されたのです。

 

日本語版は約440ページにもなり、200点ほどの写真が挿入されています。本書はビクトリアの日系人の歴史を物語ると同時にカナダにおける日系人の歴史も知ることができます。戦後移住者にとって、先人の歩んで来た道を知ることができる絶好の書でもあります。

 

たくさんの協力者がいたとはいえ、翻訳出版プロジェクトを完成させたサンダース宮松敬子さんの苦労は計り知れないものと思います。本当にご苦労さまでした。

 

〈本の購入方法〉

「希望の国カナダへ・・・夢に懸け、海を渡った移民たち−ブリティッシュ・コロンビア州から始まった日系史」

◎価格/英語版・日本語版ともに$29.95+送料(地域によって異なるので下記へ問い合わせを)

      Eメール:k-m-s@post.com(サンダース宮松敬子)

    Eメール:j.hashimoto@sympatico.ca(日系関連の本を販売しているジェニファー・ハシモト)

   

*トロントの日系文化会館(JCCC)売店&ヒロコ・バラル・ルームでも購入できます。

 

(9月11日、ノンちゃん)

トピックス | 00:46 | - | - |
トピックス:メルラストマン広場「ヒスパニック祭り」9月1日〜4日

トロントで楽しめる中南米カルチャー

 

今年で36回目を迎えた「ヒスパニック祭り」が9月1日から9月4日(レイバーデー)まで4日間、トロント市ノースヨークのメルラストマン広場で開催されています。中南米出身の人たちをはじめ多くの市民が参加し、まさにトロントのマルチカルチャリズム(多様文化主義)を感じさせてくれています。

 

2日(土)の夕方、数年ぶりに「ヒスパニック祭り」に出かけてみました。会場は主に中南米の人たちが大勢集まっていて、フードコートはメキシカン料理、コロンビア料理をはじめラテンの香りが漂って食欲をそそります。

 

 

▲メキシコの民族ダンス                  ▲マリアッチの音楽に合わせて男性のダンスグループ

 

 

▲エスメラルダ・エンリケさん(中央)のフラメンコダンスグループ ▲ベネズエラの民族ダンスグループ。子供たちも登場

 

野外ステージの舞台ではマリアッチ、中南米各国の民族音楽&ダンスが披露されました。午後7時からは特別出演として、トロントでフラメンコスクールを主宰している Esmeralda Enrique(エスメラルダ・エンリケ)さんがスクールのメンバーたちとフラメンコを踊り、観客の拍手喝采をあびました。(3日の午後7時からも出演します)

 

また、広場には各国の工芸品ブースが並び、中南米の文化を総合的に紹介しています。この祭りに参加して、改めてトロントにはヒスパニック系の人たちが多いこと、決してハッピーな祖国ばかりでない事情にもかかわらず伝統文化をつないで行こうとする努力に感銘を受けました。(入場無料。地下鉄ノースヨークセンター駅下車)

 

www.hispanicfiesta.com

 

(9月2日、ノンちゃん)

 

 

 

 

 

トピックス | 22:51 | - | - |

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